日本ドラフト文学賞

応募総数
820作品

ドラフト会議日決定
2025年10月5日

文学賞設立経緯

『九州さが大衆文学賞』は1994年に創設されました。デビューに直結しない、いわゆる地方文学賞に分類される賞でしたが、後にプロで活躍する作家を数多く輩出してきました。

私、今村翔吾もまた、この賞を切っ掛けにしてプロ作家への道が拓けた一人です。

だからこそ、この賞に対しては並々ならぬ思い入れもありました。しかし、今から7年前の2017年、様々な事情が重なったことにより、『九州さが大衆文学賞』は、第24回でその歴史に幕を下ろすことになってしまいました。

新たな文学を生み出す土壌、ノウハウは十分に培われてきたのに、このまま終わらせてしまうのは勿体ない。
たとえ形を変えたとしても、何とかして佐賀の地に、これまで築き上げてきたものを継承した賞を復活させられないか。
数年来、その想いで関係各所へ働きかけを行い、運営に向けての体制を整えて参りました。

そして2024年、ついに佐賀の地に文学賞を復活させる準備が整った次第です。 この賞は、日本で初めてにして唯一となる選考委員を置かず、「複数の出版社によるドラフト制度」により、プロ作家の輩出を目指す文学賞です。

出版社はいずれも新たな才能を待ち望んでいます。とはいえ、諸事情により文学賞を設けられていない出版社も存在します。
また出版社ごとに求めている作家も異なります。その出版社と作家志望者をダイレクトに繋げることで、ミスマッチを減らし、隠れた才能を発掘し、作家もより活躍しやすい環境を生むことが 可能だと考えています。

またこの賞は、多くの文学賞が禁止している【過去に賞に応募した原稿】も受け付けます。
とある出版社の賞では受賞に至らずとも、別の出版社が求めている作品という場合があるためで、これもドラフト制度を導入した理由の一つです。この賞に再挑戦することで、復活する作品が 生まれることを信じています。

佐賀という地から日本全国に羽ばたく作家を生み出す―-。

その理念を引き継ぎ、『日本ドラフト文学賞』という名で再始動させます。

今村翔吾

応募規定・
実施スケジュール

【応募規定】

  • 日本語による自作長編エンタメ作品。
  • 他の文学賞で公表された最終候補作も応募可(その場合は応募先を明記する)。
  • 複数応募不可。
  • 連作短編可。
  • 400字詰め原稿用紙換算200枚から500枚まで。
  • WEB応募フォームより、800字以内の内容要約文(梗概)、タイトル、400文字原稿用紙に換算した場合の枚数、氏名(ペンネームの場合は本名も)、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、職業、略歴、創作活動に関するSNS(希望者のみ)を入力し、原稿をアップロードのうえ応募。
  • 添付する原稿はMSWord(.docx)かPDF(.pdf)にすること。手書き原稿は受け付けない。
  • 必ず40字×30行のフォーマットで作成し、67枚以上167枚以内の枚数に収めること
    (指定のテンプレート【draft-bungakusyou_template.docx】を使用することが望ましい。) ※ダウンロードリンク→【draft-bungakusyou_template.docx】
  • 原稿には表紙を付けず、本文から書き始めること。
  • A4判横向きで縦書き一段組みに印字し、通し番号(ページ番号)を入れること。
  • ファイル名はタイトルと同じにすること。
  • 郵送での応募は受け付けない。
  • 最終選考に残った場合、動画出演が可能かどうか主催者側と承諾書を交わす。

【権利関係】

  • 受賞作の出版権・映像化権は「指名」した出版社に帰属する。
  • 審査経過で撮影・配信した動画の著作権はホンミライと佐賀新聞社に帰属。
  • 二次使用をする場合は必ず相互に了承を得ることとする。

【実施スケジュール】

2024年 11月20日(水) 記者発表会(文学賞創設と作品募集を発表)
※今村翔吾出席のもと東京都内(日本プレスセンター)にて実施
11月21日(木) 作品応募受付開始
2025年 4月30日(水)23:59 作品応募〆切
7月中旬 一次選考、全作品より40作程度に絞り込み
8月下旬 二次選考、12作程度に絞り込み
10月5日 最終選考会 ※佐賀新聞社本社にて開催
11月中旬 ホンミライYouTube他にて配信、第2回募集開始(予定)

一次選考通過作発表

「青銅の十字架」
福田 じゅん

「臨安華燿録」
栗珠 稜

「我が絵師のためならば」
青位 征龍

「Memories of You」
由口 廣

「カーテンコールが鳴りやまない」
おぎなお紺

「鬼備人」
ナカゴミユウタ

「天人哀奏」
夏山 かほる

「好奇心は■■をも殺す」
皐桜 タツト

「牛鬼異聞」
円山 なのめ

「私を作った物語」
桜田 弥生

「キグルミの声」
中邑 綾之亮

「寧らかの波」
大純 はる

「僕たちはXXXになれない」
立花 千草

「落ちた月たち」
咲セリ

「幻獣」
佐々木 基成

「絶望の夜明けに」
小糸六花

「鬼に祈る」
青梨記々

「山伏来襲」
芝野 友基

「夜間非行」
神原 月人

「富嶽を駆けよ」
有馬 桓次郎

「女王のリバーダンス」
吉田 隆之

「あかりの燈るハロー」
虹乃ノラン

「ジャンキー・ジェット・ファイアワークス」
月見 夕

「親にもなれない」
松山 愛流

「メテオライトの恋人たち」
藤井 慧

「銀河の箱庭」
冬海凛

「いつか、あの日のスウィングを」
筒井 透子

「徴税請負人・笹宮操の徴収簿」
秋田 記

「漆の息吹き」
新 直人

「宵待図書館」
月星つばめ

「生きること」
新瀬未埜

「うめぼし」
星野 桜(おう)

「Re:Memory~リアルとフェイクと記憶の狭間」
八塩 歳春

「朝七時の報告書」
安住 仁

「ワトソンの憂鬱」
田島 巧仁

「旅する本の不思議な一生」
近藤 英明

「光の瞬間(ひかりのとき)」
芹川 なずな

「傾国」
内海 七綺(うつみ ななき)

「怪獣の国へようこそ」
藤井 エイジ

「リングの神様、もう少しだけ」
安西 景子

参加出版社(審査員)

小学館
株式会社アミューズクリエイティブスタジオ
祥伝社
※計12社によるドラフト審査を予定
総合プロデューサー
今村翔吾
名誉顧問
北方謙三
協賛
九州電力佐賀支店、
佐賀銀行、
ミサワホーム佐賀
主催・運営
ホンミライ
佐賀新聞
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その他問い合わせは
下記メールアドレス宛にお送りください。
info@nihon-draft-bungakusyou.com

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